一般建設業許可要件の一つ、専任技術者の実務経験年数についてみてみましょう。まずは、許可を受けようとする建設業に係る建設工事に関し、10年以上の実務経験があれば専任技術者として認められますね。
そして、この期間を短縮できるのが学校や指定学科を修めることによる学歴です。高等学校や専門課程の指定学科を卒業すれば、5年以上の実務経験で足りることになります。また、中等教育卒業や旧実業学校卒業程度検定規定による検定試験での指定学科合格後も5年の実務経験があれば要件を満たします。
次に、3年以上の実務経験でよい場合がありますね。大学や高等専門学校を卒業した者については3年以上の実務経験になります。更に、旧専門学校卒業程度検定規定による検定で指定学科に合格後や専門士、高等専門士を称することができる者があります。
その他、講習修了者や複数の業種について実務経験を一定期間積んだものなどいろいろなケースが有ります。複雑な場合はや詳細についてよく検討してみることが大事ですね。